Skip to content
mamanalino オンライン伴走型子育て教室

mamanalino オンライン伴走型子育て教室

ママから始める子育て支援

  • オンライン伴走型子育て教室
  • ごあいさつ
  • 子育てのヒント
  • 開業理由
  • 自己紹介
  • Toggle search form

反抗期は「あまのじゃく期」ではなく「超成長期!」

Posted on 2021年10月10日2023年12月27日 By mamanalino 反抗期は「あまのじゃく期」ではなく「超成長期!」 へのコメントはまだありません

 イヤイヤ期、魔の2歳児…、及び、第二次性徴期、思春期…とも言われる二大反抗期があります。

この時期を恐れているママは大勢いらっしゃるのではないでしょうか。あなたもそのお一人ですか?

 反抗期について考える前に、まずは「反抗」とはどのような意味か整理してみましょう。

【 育てたり導いたりしてくれる人や権威、権力に対して、素直に従わず、はむかうこと。】コトバンクより

【さからうこと。長上や権威・権力などに従わないこと。】goo国語辞書より

【服従しようとせず、はむかうこと。】岩波国語辞典第七版より

「素直に従わない」「さからう」「はむかう」という意味から、やはり一般的な理解の反抗期特有の様子であることが確認できます。

 では、なぜその時期に特にそのようになるのでしょうか?

どうしようもないのでしょうか?

 私は、いわゆる「反抗期」に対する一般的な言葉の捉え方は、実情とは少し違うのではないかと思っています。

この一般的な認識は、「この時期の子どもはとにかく反抗的になるのが自然」と言っているように感じます。

ゆえに、「嵐のように過ぎ去るのを待つしかない」とか「少し経てば嘘のように落ち着くから親は暫く我慢」などと言われることがあるのでしょう。

しかしそれだと、「反抗期」の子どもたちは身体の生理に従い、無自覚のまま闇雲に反抗する、理性のない天邪鬼のようになってしまうのは仕方ないことだ、と言っているようです。

しかし私は、どの時期の子どもも決してそんな性質ではないと思っています。

 ではなぜ、その2つの時期の子どもたちは一筋縄ではいかず、それまでとは違った様子になり易いのでしょうか。

その答えは、成長の仕方に大きなシフトチェンジが起こるからだと推察します。

特に、頭や心の成長が「超成長期」になったのだと考えます。

 2歳児であれば、それまでの赤ちゃんぽさが抜け、自我が芽生えてくる頃です。

それまでは快・不快や喜怒哀楽が、頭の中で湧き水のように沸き起こっては流れていく…という、振り回されるだけの得体の知れない感情でした。

しかし頭脳の発達により意識が鮮明になってきたこと、加えて数語なら喋れるようになってきたことで、自身の感情を認識し、何が嬉しいのか、何がイヤなのかが分かるようになりました。

そして、それを言えるようになりました!

 「言語は思想」という言葉を聞いたことはありますか?

世界には多種多様な言語がありますが、言語の種類により、考え方が違ってくるとのことです。

逆に考えると、「言語の無いところに思想無し」とも言えるのではないでしょうか。

魔の2歳児は、まだ拙いながらも言語を手に入れ、同時に僅かながらの思想も手に入れた、ということです。

ただし、駆使できるほどには熟達していない中でそれを強く主張する姿が、親にはそれまでとはまるで変わったように感じ、難解な「反抗期」として映るのだと考えます。

 では、もっと本格的な10代の「反抗期」はどうでしょうか。

基本は2歳児と同じです。

よく観察し、気付き、複雑な思考も可能になりました。

時に親の言行不一致も見つけてしまいます。

そして、もう一段階アップグレードした頭脳で思考を重ねます。

これも「超成長期」だからです。

子どもの内面では、それまでに得てきた感情や知識や経験への認識力、思考力、表現力、言語感覚は、少し前の子どもらしい頃の比ではなくなります。

しかしそれらを駆使するほどには熟達はしていないので、伝え方は下手で、外面的には変わっていないように見えたりします。

そのため親は、子どもの頭と心がアップグレードしたことに気付かず、違和感を感じつつもそれまでと同じ反応を期待して接してしまうかもしれません。

そこで生じる齟齬が、まさしく「反抗期」と捉えられていくのだと考えます。

 では、そんな「反抗期」、改め「超成長期」に備えて親は何が出来るのでしょうか?

それは心から耳を傾けることです。

あなたが子どもに関心を持っていることを「超成長期」が来る前から、子ども自身が信じられるようにしてください。

子どもは大人が思う以上に「理解してほしい、関心を持ってほしい、愛してほしい」と思っています。

それに応えコミュニケーションを取り続けることにより、信頼を築いていくのです。

そうするなら「超成長期」が来ても、子どもは「反抗」ではなく「会話」という形で、複雑な思考の現状を自信ありげに話してくれることでしょう。

 ちなみに我が家では、既に3人が「超成長期」を過ぎ、1人が真っ只中です。

4人ともいわゆる反抗期の殺伐感は特にありませんでしたが、少し理屈っぽかったり、少しイラつき易かったり、人を寄せ付けない感じで黙々と何かをしていたりする様子から「あら?今までと少し雰囲気が違うな」と感じました。

そんな時は少し離れて様子を見たり、たまには踏み込んで真剣に話し込んでみたりして、「とにかくあなたが大事でいつも気にしているし、楽しく幸せでいてほしい」ことを伝えてきました。

それは本人たちもまんざらでもない感じで受け取っていたようで、とても良かったと思っています。

 「反抗期だから…。」と消極的になると、親はどんなことする可能性が出てくるでしょうか?

怒って子どもと喧嘩する、子どもと関わることが負担になり無視する、子どもを怖がる、腫れ物に触るように接する、今だけ我慢だと言いなりになる…。

これではいわゆる「反抗期」をますます助長してしまいます。

このように親子がお互いに不器用な関係にならない選択肢を早めに選んで実践できますよう、心から応援しています。

円滑なコミュニケーションを諦めず、希望をもって、素敵でエキサイティングな「超成長期」を楽しめますように!

子育て Tags:会話, 反抗期, 思想

投稿ナビゲーション

Previous Post: 産まれて初めての母乳を飲ませるコツ
Next Post: 「子どもに風邪をひかせないでね」という言葉をどう受け取るか

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


友だち追加

Copyright © 2025 mamanalino オンライン伴走型子育て教室.

Powered by PressBook WordPress theme