シンパシー(Sympathy)は、感情の共鳴であり、相手の感情に影響されることで、同調や一体感を示したり相手の感情に共感し同情します。しかし感情の共有はしますが、その感情を深く理解して行動するほどではありません。
エンパシー(Empathy)は、傾聴による心理的な知的分析を含み、相手の感情や立場を考えることで、理解や協力を示します。ゆえに相手の感情に共感するだけでなく、その感情や状況を理解し自分自身でも感じます。それは他者の視点や感情に入り込む深い共感であり、より深いコミュニケーションや理解が生まれ、行動へとつながります。
シンパシーは感情の感染であり、エンパシーは感情の考察です。
子育てにおいては、シンパシーだけでなく、エンパシーも必要です。
シンパシーだけでは、親は子どもの感情に同化したり、自分の感情を抑えたりする可能性があります。
エンパシーがあれば、親は子どもの感情を区別したり、自分の感情を表現したりすることができます。
両者は人間関係の円滑な構築やコミュニケーションにおいて重要な役割を果たし、
相手とのつながりを深めるのに寄与します。