スイカのように大きくなっていた子宮は出産後、胎盤も排出されると元の大きさに戻っていきます。
この過程はしばしば痛みを伴い、特に経産婦ほど痛みます。
また緩んだり歪んだりした骨盤も不安な感じがします。
しかし私は6回の普通分娩経験から楽な乗り越え方を見付けました。
今回はそのことについてお伝えします。ただ残念ながら帝王切開をした方には向きません。
また医師の特別な注意がある方もお控えください。ごめんなさい。
とにかく締める!
その方法とは、『とにかく締める』ということです。
子宮復古は自然に起こる子宮収縮により為されます。
その過程で痛みが生じますが、外部から力を加えて締め、そのお手伝いをすることで痛みが軽減され回復も早まります。
産後サポーターで
締める方法はいくつかあります。
まずは産後サポーターです。サポート力のとても強い腹巻きのことです。
産後用に用意されている方は多いと思います。
産後、シャワーを浴びられるほどに回復したらすぐに産後サポーターを身に付けます。
最初はあまりの細さに片足しかはいらないんじゃないか!?と焦るかもしれませんが、大丈夫!
絶対に入ります!
フラついて倒れてしまうこともあるので、いつでももたれ掛かれる壁際で履きましょう。
脛あたりまで両足を入れたら一旦落ち着き、脚をぴったり揃えて産後サポーターを上げていきます。
お尻まで来たら、もう一度息を整えて思い切り引き上げ骨盤を覆うところで落ち着かせます。
ウエスト位置まで上げたくなりますが、大事なのは骨盤とその内側にある子宮なので我慢です!
枕を使って
敷布団の子宮がくる位置に枕を置きます。
そこに産後サポータを身に着けた姿でうつ伏せに寝ます。
産後サポーターではみ出さないように締められた状態でうつ伏せになることで自重がかかり、更に枕が加わり押し上げることで漬物石のような効果を得られます。
こうなると、かかる圧力を逃すには子宮をより早く収縮させるしかなくなるわけです。
この寝方を産後すぐから暫く続けるのは効果的です。
産後矯正ガードルで
更に余力があれば産後矯正ガードルも履きます。
これは腿の半分辺りから胃の辺りまでカバーしているタイプのものです。
中央には縦に7列ほど調整できる20個ほどのホックが臍下から胃の辺りまであり、姿勢を正すボーンがお腹側にも背中側にも入っているものがオススメです。
これは産後サポーター以上に入る気がしませんが、これも入ります!
ホックは一番外側の緩い列で留め始め、その後1段階ずつ内側に留め直していきます。
行けるところまで行きましょう。
日々内側に移動していく様子は矯正されている実感が増し、嬉しくなります。
スポーツ用腰ベルトで
最終兵器はスポーツ用腰ベルトです。
まず骨盤の位置で内側の面ファスナーで留め、その後バックルでギッチリ締め、更に太い面ファスナーで留める。
重量挙げの選手が使うようなかなりしっかりしたあの腰ベルトです。
私は一人では難しいので、柱に掴まりながら夫にやってもらっていました。
これで緩んで歪んだ骨盤も元に戻りました。ただしこれはかなり体育会系なので、
私の場合〜第1子編
私の場合、第1子の産後は産まれたての子羊みたいにプルプル震えて起き上がることも出来ず、どこが痛いのか分からないほど全身筋肉痛で、子宮の上には氷枕を乗せられていました。
子宮収縮のことなど全く頭に浮かびませんでした。
私の場合〜第2子編
第2子の産後は子宮収縮痛を初めて自覚しました。
でもだからと言って何か出来ることもありませんでした。
ただ締めておくと楽だなとは思いました。
私の場合〜第3子以降編
第3子の産後はだいぶ感を掴めてきて、「またあの痛みが来るな。でも締めれば痛みが軽くなるんだよね。ん?枕を敷いてうつ伏せになればもっといいんじゃない!?」と閃きました!
実行すると案の定とっても効果的で、その後の3人の産後も全てそれで子宮復古も骨盤戻しも楽に進みました。
医学的保証はありませんが…
入院中、枕を敷いてうつ伏せに寝ていたら看護師さんに「何してるの?」と聞かれました。
この方法について話したところ、
「そのやり方は初めて聞いたけど、いいかも。何度も試せる人ってなかなかいないから、こういう体験談は興味深い。」と言われました。
看護師さんも学ばない、医学的ではない情報なので「やってみよう!」と思われた方は、自己責任もしくは医師に相談の上でやってみてください。
オススメではあります♪
それから、半年以上振りに気兼ねなくお腹を下にしてうつぶせ寝をするのは開放感が半端ないですよ!