前回は、「決断することの重要性」と「決断を避けることのリスク」についてお話ししました。
では、実際に「決断力がある人」と「決断力がない人」には、どのような違いがあるのでしょうか?
本記事では、その違いを明確にし、決断力を高めるための実践的な方法をお伝えします。
1. 決断力がある人の特徴とは?
決断力がある人には、共通する特徴があります。
第一に、「自分の価値観が明確」であることです。
何を大切にするのかが分かっているため、迷ったときでも判断がしやすくなります。
例えば、「家族を大切にしたい」と思っている人なら、仕事の選択肢も「家族との時間を確保できるか?」を基準に決めることができます。
第二に、「リスクを受け入れる覚悟」があることです。
決断には必ずリスクが伴いますが、それを恐れず、「失敗しても、そこから学べばいい」という姿勢を持っています。
第三に、「決断した後の行動が速い」ことです。
決めたらすぐに動き出すことで、機会を逃さず、状況を好転させる力があります。
2. 決断力がない人の特徴とは?
反対に、決断力がない人の特徴としては、「他人の意見に流されやすい」「完璧な答えを求めすぎる」「決めた後に後悔しやすい」ことが挙げられます。
例えば、キャリアの選択に悩んでいる人が、親や友人の意見に振り回されて、「本当はやりたくない仕事」に就いてしまうことがあります。
また、「100%成功する確信が持てるまで決断しない」という人もいますが、その結果、時間だけが過ぎ、チャンスを逃してしまうのです。
3. 決断力がある人は「決め方」にパターンがある
決断力がある人は、「決め方」にルールを持っています。
その一つが「80%ルール」です。
これは、「完璧な情報が揃うのを待つのではなく、80%の確信が持てたら決断する」という考え方です。
なぜなら、100%の確信を得ることは不可能に近いため、ある程度の納得感があれば前に進んだほうがよいのです。
また、「期限を決める」ことも大切です。いつまでも決められずにいると、迷いが増えてしまうため、「〇〇日までに決断する」と期限を設けることで、より速く判断できるようになります。
4. 決断の精度を上げる「情報収集」と「直感」のバランス
決断をする際に、必要な情報を集めることは重要ですが、「情報を集めすぎると、かえって決められなくなる」という現象もあります。
これは「情報過多による決断疲れ」と呼ばれ、現代では特に問題になっています。
ここで大切なのは、「情報収集」と「直感」のバランスを取ることです。
例えば、AとBの選択肢で迷ったとき、基本的な情報を集めたうえで、「どちらが自分の価値観に合うか?」と直感で判断することも大切です。
5. 決断力を鍛える「小さな決断」の積み重ね
決断力は、トレーニングで鍛えることができます。
そのためにおすすめなのが、「日常の小さな決断を意識する」ことです。
例えば、「今日はどの服を着るか?」「ランチは何を食べるか?」など、普段なら無意識に選んでしまうことも、「自分で決める」意識を持つことで、決断の練習になります。
また、「朝起きてすぐに、その日の優先順位を決める」といった習慣も、決断力を高めるのに効果的です。
6. 決断後の迷いをなくすために
決断力を高めるうえで、もう一つ大切なのは、「決めた後に後悔しないこと」です。
決断を下した後に「あっちのほうがよかったかも…」と考えてしまうことは誰にでもありますが、それでは次の行動に移れません。
そこで、「自分が決めたことは正しい」と信じる習慣をつけることが重要です。
もし結果が思わしくなくても、「この経験から何を学べるか?」に目を向けることで、次の決断に活かすことができます。
結び
決断力がある人とない人の違いは、「自分で決める習慣があるかどうか」です。
日常の小さな決断から意識して、自分の人生を主体的に選択していきましょう。
次回は、「決断が人生を変える具体的な成功事例」を紹介します。