出産後のママは疲労困憊の身体をしばらく休ませないといけません。
ですが、少し落ち着いて赤ちゃんを抱っこできるようになったら、ぜひたくさん抱っこしてあげてください。
なぜなら、赤ちゃんはとても心細いはずだからです。
赤ちゃんはこれまでずっとママの心臓や内臓の音を聴きながら、羊水の中で暖かくゆったりと過ごしていました。
それが誕生によって突然、全く別世界に出されてしまったのです。
聴き慣れた音や振動もありません。
赤ちゃんはすぐに眠ってしまうのでそれに気付いてない時もありますが、目が覚めれば現実の不安が戻ってきます。
そんな時ママが来て声をかけ抱っこしてくれると、とてつもない安心を感じているはずです。
実際、私が経験した6回の新生児室では毎回それを実感してきました。
私は暇さえあれば我が子を抱っこしに通い、許されれば自分のベッドにも連れて行き抱っこし声をかけ、誕生後から長く一緒に過ごしました。
すると、赤ちゃんであっても情緒が安定していくのを感じました。
もちろん、空腹で泣く、オムツ汚れで泣く、眠くて泣く、というのは当然で、これらを抑えることは出来ませんしその必要もないのですが、寂しくて泣くことには対処できます。
寂しさに慣れさせず、安心を頻繁に与えることで、赤ちゃんは自分の期待は応えてもらえることや、途方に暮れなくていいことを学びます。
信頼関係構築の始まりです。
こうなると、それに続く日々も互いにとても楽になります。
ぜひ、これでもかと言うくらいたっぷり抱っこしてあげてください。
ですが、その合間にはしっかり眠ることをお忘れなく!